第8回【自分が成長したなと思える瞬間】

DJ「さとしさんからの一句です。私が一句選ばしていただきました。読ませていただきます。」

さとしさんからの一句
別れとは 身に入れること 春の雪

DJ「はい、皆さんこんにちは。DJのむっちゃんです。」
ムグ「こんにちは。」
DJ「今回もムグちゃんが来てくれています。」
ムグ「はい。じゃあ私もむっちゃんに倣って、一句読ませていただきます。」
DJ「はい、お願いします。」
ムグ「古庭に 茶筅花さく 椿かな」(摂津国の俳人、与謝蕪村さんからの一句)
ムグ「すごい一句なんですけど、これ私が考えたんじゃなくて(笑)。江戸中期の有名な与謝蕪村が考えた……。」
DJ「与謝蕪村。いいですね。」
ムグ「椿を茶筅に見立てて読んだ一句だそうです。」
DJ「まさしく本当春が待ち遠しいという一句ですよね。」
ムグ「春らしい一句ですね。はい。」
DJ「はい。椿も木へんに春って書きますから。」
ムグ「そうですね。」
DJ「まさに春の花ですし、お茶もおいしいと思いますね。」
ムグ「えぇ。」
DJ「椿の咲いてるところで。」
ムグ「はい、そうですね。」
DJ「私のほうなんですけど何故この俳句を選んだかといいますと、」
ムグ「はい。」
DJ「春っていいますと寂しい別れの季節がやってくるわけですよ。」
ムグ「んー、そうですね。」
DJ「別れっていうのはどうしても雪解けとともに春の別れがあるというイメージが強くて。雪の解けるところが涙となって現れて。」
ムグ「んー。」
DJ「雪も解けて人と別れてまた出会いがありますよね。」
ムグ「そうですよね。終わりは始まりですもんね。」
DJ「そうですね。梅が咲き、桜が咲き、満開という」
ムグ「いいですね。桜の花茶ってけっこう好きなんですけど、飲んだことあります?」
DJ「桜の……。」
ムグ「花茶。」
DJ「ないんですけど、でも飲んでみたいです(笑)」
ムグ「(笑)桜のお花が塩漬けになったやつで。」
DJ「うん。」
ムグ「平野神社とかでも売ってるそうなんで、もしよければ。」
DJ「ぜひ。」
ムグ「桜の名所だし、いいと思います。」
DJ「いいですね。ぜひちょっと飲ましていただきたいと思います。」
ムグ「はい。」
DJ「春っていうのは時期的にいろいろなことありますよね。」
ムグ「そうですよね。春、けっこうばたばた忙しいイメージがあるんですけど、」
DJ「んー。」
ムグ「別れというか卒業式が近くなったら私、追いコン(=追い出しコンパ)とか企画したりとか、また飲み会ばっかりやーみたいな(笑)」
DJ「おー、すごい。」
ムグ「飲み会楽しいからいいんですけどね、全然。」
DJ「んー。」
ムグ「でも『こんな先輩にお世話になったなー。』とか、『自分そんな仕事先輩から引き継いでできるんかなー。』とか不安になったりとかするんですけどね。」
DJ「んー。」
ムグ「楽しくやるしかないですね(笑)」
DJ「明るくいきたいですよね。どうせやるならね。」
ムグ「そうですね。」
DJ「んー。」
ムグ「ところでさとしさんが送ってくれた一句に」

島歌の よう青空に 凧踊る

ムグ「っていう一句で。島歌っていう言葉あるんですけど。」
DJ「はい。」
ムグ「島歌って私が聴くと沖縄のイメージがあって……。」
DJ「そうですね。」
ムグ「沖縄は亜熱帯っていって京都とかよりも暖かいところで、」
DJ「日本でいちばん暖かいところやと思いますね。」
ムグ「私もちょっと暇ができたら、離島で民宿に泊まって、のんびりと一週間くらいバカンスみたいな。」
DJ「いいですね。」
ムグ「ぜひ実現させたいなとは思っています(笑)」
DJ「僕も行ったことないんでね。ぜひ1回でもいいから行ってみたいと思いますね。」
ムグ「いいところだと思います。」
DJ「はい。」
ムグ「あともう一句。」
DJ「はい。」

耐え忍び 言葉にすれば 冬北斗

DJ「おー。」
ムグ「星の話もけっこう深いですね。」
DJ「そうですね。」
ムグ「今見えてる星、光が見えているけど実はもうないかもしれないって言われている例えばオリオン座のベ テルギウスとか。」
DJ「んー。」
ムグ「星の話ももっと深めていったら面白いのかもしれない。面白いって言っても哲学的なのかもしれないですけどね。」
DJ「ねー。ぜひこれから星のようにゆにラジオのほうを……。」
ムグ「きらきらと。」
DJ「できればと思ってます。」
ムグ「(笑)やっていきましょう。」
DJ「はい、やっていきましょう。これからも俳句のほうよろしくお願いします。」
ムグ「お願いします。」
DJ「ね、ありがとうございます。」
ムグ「ありがとうございます。」
DJ「さとしくんもありがとうございます。」
ムグ「はい。」
DJ「忙しいところ、ありがとうございます。ムグちゃんでした。」
ムグ「さようなら。」
(拍手)
メイン
テーマ『自分が成長したなと思える瞬間』
DJ「ここで、お便り紹介に入っていきます。ゲストの杉中さんに読んで頂きます。お願いしております。よろしくお願いします。」
杉「よろしくお願いします。」
DJ「今回、4通お便りを戴きまして、ありがとうございます。」
杉「ありがとうございます。」
DJ「杉中さんの方から、お便り紹介の方、よろしくお願いします。」
杉「はい。まず、1通目です。ジェレミー如月さんから投稿を戴きました。」
DJ「今回もありがとうございます。」

ジェレミー如月さんからの投稿
事業所で作業のミスをして、その失敗を繰り返さない事と月に一度、事業所長と生活指導員(いずれも精神保健福祉士)とのミーティングで上手く進行する事です。

DJ「はい、ありがとうございます。ミスを(なくすこと)難しい部分ではあるのですけど、ミスを修復することもそうですけど、僕もよくミス、難しい部分でミスをすることがありますし、単純なミスもよくあることだと思うのですね。失敗と書いて“せいちょう”と読むことってあるのですね。ミスするからこそ、気づくことがあると思うのですね。」
杉「ありますね。」(相づち)
DJ「はい。ミスをしたことを活かすことが大事かなと思いますし、ミスをなくそうと必死に努力されている姿が伝わってくるお便りだったと思います。本当にありがとうございます。」
杉「ありがとうございます。」
DJ「次、お便りの方、紹介よろしくお願いします。」

神奈川県 横浜市 フロイさんからの投稿
今まで習っていた整体の先生・気功の先生・お寺のお灸の和尚さんが昨年次々と怪我をしたり、体を痛めたりしている中たまたまお邪魔することになったのですがこちらが治す側になり、皆さん治せたことです。

途中、DJのコメント「すごいですね。(感心)整体とか、お灸とか使って、治されたということですかね。」

最初「未熟者~!」と言われてしまうかと思ったのですが
お礼を言われて嬉しかったです^^
独立して13年経ちますが、やっと師匠に認められて感じです。
一人前になるのに10年かかるとよく言われますが、続けていて良かったと思います^^

DJ「はい、すごいですよね。私も整体してもらうことが(最近はないのですが、)整体って、本当に気持ちいいのですよ。整体してもらっている時、(僕の体が)固く感じられているみたいで、してもらった時、体が軽くなるのですよ。今、戴いたフロイさんからの投稿でも、ケガを治されたとありますけど、体を整えるだけでなく、心も整えてくれるかなと思いますね。フロイさん、これからも周りの方々を喜ばせて頂ければと思っています。お便りありがとうございます。」
杉「ありがとうございます。」
DJ「続いて、お願いします。」

京都府 せんさんからの投稿
幼少期のことが懐かしくなったときですね。
自分が小さいときに聴いていた歌を聴いたり、かわいがっていたお人形さんや読んでいた本をふと思い出してみたりするとそう思います。

DJ「うーん。今となっては僕も懐かしいと思いますね。」
杉「私も懐かしいと時々、思います。」
DJ「何年前ですかね?15年位経ちますかね。何してたんやろ?(笑)というぐらいの。でも、それも一つの成長だと思うのですね。年を追うごとに考え方も変わっていき、大人になって、『あの時、こういうことがあったな』と思える瞬間、本当に成長した瞬間の一つだと思いますね。次、最後の一通ですか?」
杉「はい、最後のお便りです。」

あやさんからの投稿
周りからたくさんの助けを頂いたときです。病気で入院してしまい、退院後も大学に行くのもままならない状態でした。そんな時、先輩や社会人学生さんがノートやプリントのコピーをくれたんです!!お二人には感謝しきれません。

DJ「ありがとうございます。」
杉「ありがとうございます。」
DJ「感謝の気持ちが全身から伝わってくるような投稿でしたね。周りからの助けも成長するうえで、大事かなと思いますね。」
杉「私も周りからの助けも成長(するうえ)で大事ものだなと日々、思っています。」
DJ「そうですね。私(自身)、先輩方や同級生、年下の人から成長させてもらっていると思いますし、何よりも、ゆにラジオを続けさせてもらっていることも周りの方々の協力があって、できていること、心から感謝しております。あやさんは、大学でセルフヘルプサークルに所属しながら、頑張っている方で、あやさんの努力が周りの方々に伝わって、大学に行けなくなった時でも、助けがあったこと、努力と感謝の証が出ているのかなと思いました。ありがとうございます。」
杉「ありがとうございます。」
DJ「今回も素敵なエピソードを聴かせて頂きまして、ありがとうございます。」
杉「ありがとうございます。」
DJ「杉中さん、お便りを読んで頂きましたが、どうでした?お便りを読んでの杉中さんの感想を聞かせてもらえればと思います。」
杉「今回のゆにラジオのテーマ『自分が成長したなと思える瞬間』で、自分の出来事は何かな?と抱えていたのですが、皆さんの投稿を読ませてもらって、私も成長したと感じる瞬間があるなと、とても共感できることがありました。」
DJ「僕もすごく共感しました。(未公開シーンである)、杉中さんの話、共感、感動しました。」
杉「ありがとうございます。」
DJ「ありがとうございます。」
DJ「ここで、もう1通、テーマについての”自分が成長したなと思える瞬間”というテーマで、もう1通お便りをいただいています。千ちゃん、紹介のほう、お願いします。」
千「はい、かしこまりました。お住まいは、東大阪市の『まっくろくろすけ』さんです。」

まっくろくろすけさんからのお便り
つい先日25歳になりましたが、自分で自分のことを成長したな、と思ったことは一度もありません。むしろ、不器用ながら、なんとか周りの人に助けられて、ここまでやってこれたと言ったほうが正しいかな。だから、すべてが通過点。もしかしたら、もう頭打ちで、ここらが自分の能力的にゴールなのかもしれないけれども。人生いつだって通過点だと自分は思っています。
成長は自分で感じたり思ったりするものではなく、周りから評価されて初めて実感することのほうが多いかな。そして、頑張っても頑張っても報われないことも多くて、だから余計に頑張れるのかもしれません。

千「…とのことです。」
DJ「まずは、お誕生日おめでとうございます。」
千「おめでとうございます。」
DJ「成長したなと思う瞬間が一度もない、ということだったんですけども。日々、自分自身との葛藤されてますし、向き合っていらっしゃいますから、本当に僕の尊敬する先輩です。」
千「常々努力されている方、すごく尊敬に値します。」
DJ「そうですね。日々通過点にされているということで、私も、人生ゴールするまで常に通過点だと思って歩めればなと思いました。」
DJ「お便り、ありがとうございます。」
千「ありがとうございます。」
エンディング
(ガサガサ…原稿を準備する)
DJ「千ちゃんのほうから告知お願いします。」
千「はい。ゆにでは、”2014年3月23日、日曜日。13時半から16時半。大阪市の大淀コミュニティセンター”にて、『第2回 障害学生交流会』を開催します。今回のテーマは”通学”です。ご自身が住んでいらっしゃる市町村の制度はどのようなものが使えるのか。ご自身が希望されている、または在学されている大学では、どのような支援がなされているのかについて考えていきます。申込み・お問い合わせ先はゆにのHPとなっています。
DJ「はい。ありがとうございます。この度ゆにでは、11月に好評いただいた障害学生交流会のパート2ということで、今回テーマを変えて行います。場所と日時をおさらいしておきます。”3月23日日曜日、13時半から16時半、大淀コミュニティセンター”、大阪市にあります、天神橋筋六丁目の大淀コミュニティセンターで行います。申込みと問い合わせ先は、先ほど千ちゃんが言ってくれたとおりなんですが、ゆにのHPとなっておりまして、インターネットで”NPO法人ゆに”と検索していただければ、ゆにのHPが出てくると思います。」
DJ「ここで急な告知で申し訳ないのですが、少しでも興味を示していただけると幸いでございます。」
DJ&千「よろしくお願いします。」
DJ「次は、次回のテーマをここで発表させていただきたいと思います。」
千「なんでしょう?」
DJ「次回のテーマは、”新生活でやりたいこと”というテーマで、次回は進めていきたいと思います。」
千「はい。”新生活でやりたいこと”ですね?」
DJ「はい。このシーズンは卒業シーズンでもあり、その後は入学シーズンが控えておりまして、新生活・新たな環境に変わるということで、”新生活でやりたいこと”。夢膨らませながら新シーズンを迎えるかと思います。そこで、”新生活でやりたいこと”について、みなさんに私自身がお尋ねしたいと思っています。」
募集先
ゆにラジオのホームページ
Facebookページ
DJ「たくさんのご応募お待ちしています。テーマだけでなく、千ちゃんのハニー・トレインの応援メッセージのほうも募集しています。」
千「はい。」
DJ「その他にも、季節の話題や身近な話題、ホットな話題などもお待ちしています。」
千「なんでも、なんでもお送りください!!」
DJ「どしどしお寄せいただければと思います。」
千「はい。」
DJ「では、第9回に向けてそろそろ出発したいと思いますんで。」
千「春らしく出発ですか?(笑)」
DJ「まぁ、春らしく出発できればなと思ってます。」
千「はい。」
DJ「最後にピーっとお願いしますね。僕、出発のコールするんで。」
千「はい、かしこまりました。」
DJ「はい。それでは、第9回に向けて、むっちゃんのハッピー・トレイン号!!出発進行!!」
千「ピーーーーーーーーーーーーーーーッ」