同行援護従業者養成研修
現在、次回研修(2021年2月13日~3月8日)の受講申込を受け付けています。研修は新型コロナウイルス感染症感染防止対策を行った上で実施します。
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同行援護従業者養成研修について
同行援護とは視覚障害者の外出を公的に保障するための制度です。
この仕事をする人を「同行援護従業者」と言いますが、一般的には「ガイドヘルパー」と呼ばれています。
本研修の一般課程を修了すると、同行援護従業者(ガイドヘルパー)として働くための資格を取得できます。さらに応用課程を修了すると、ガイドヘルパーを派遣している事業所のサービス提供責任者になるための資格を取得できます(ただし、サービス提供責任者になるには、介護福祉士等の介護系の資格もあわせて必要です)。
※これから受講される方には、サービス提供責任者になる予定がなくても、特段の事情がない限り、一般課程・応用課程の両方の受講を推奨します。本法人の研修は一般課程・応用課程の両方を同時に受講することを前提とした日程・内容となっています。
同行援護について詳しくは、こちらもご参照ください↓
何が変わった?同行援護 – テキスト版 | NHK 視覚障害ナビ・ラジオ
(本研修を担当する青木慎太朗講師出演のラジオ番組の記録です)
既に視覚障害者支援に関わっている方はもちろん、学生の方、障害者福祉分野でのキャリアアップを目指す方、視覚障害者支援の経験のない方も歓迎です。
皆様の受講申込をお待ちしています。
ゆにの同行援護従業者養成研修、4つの特徴
視覚障害当事者主体
研修の企画から運営まで一貫して「視覚障害当事者」が中心的な役割を担っています。全課程全科目を、視覚障害者支援実践や支援者養成のすぐれた経験を持ち、自らも視覚障害当事者である講師が担当する、全国的にも珍しい研修です。
※新聞でも紹介されました→点字毎日 ガイドヘルパーを養成 当事者中心に企画・運営 京都の研修会、12人が講義や実習 | 毎日新聞
確かな知識と技術に加えて、視覚障害者の「生活」が学べます
講師の豊富な指導経験や視覚障害当事者としての経験に裏付けられた確かな知識・技術に加え、「専門家」も知らない視覚障害者の日々の生活のあれこれが学べます。視覚障害者の多様なニーズに応えることのできる、質の高い実践力が身に着きます。
遠隔地の方、学生の方も歓迎!
対面研修が連続日での開催のため、遠隔地からもご参加いただきやすくなっています。また、視覚障害者支援に多くの学生の方に関わっていただきたいという思いから、学生の方については割安な受講料を設定しています。
今後の活動に生かせる「つながり」ができます
その場にいる全員で協力して学び合うなかで他の人々と交流が深まるのも、本研修の大きな特徴です。また、ご希望の方には、視覚障害者支援の取り組みに役立つゆにの交流会や研修会といった企画のご案内等をお送りします。
NPO法人ゆに 2020年度同行援護従業者養成研修(一般課程・応用課程)
※以下は概要です。詳細は「受講生募集要綱」でご確認ください。
実施日時
- オンライン(Zoom)研修(オリエンテーションを含む):2021年2月13日(土)
- オンライン(オンデマンド)研修:2021年2月13日(土)~3月5日(金)
- 対面研修:2021年3月6日(土)~8日(月)
対面研修の実施場所
「NPO法人ユースビジョン」事務所 及びその周辺
京都市北区小山北上総町43-4 相井ビル2階
交通アクセス:地下鉄烏丸線北大路駅、京都市バス北大路バスターミナル下車、3番出口より徒歩3分
講師
青木慎太朗(アオキ・シンタロウ:同行援護事業所等連絡会 運営委員、京都産業大学 他 非常勤講師)
安田真之(ヤスダ・マサユキ:立命館大学生存学研究所 客員研究員、NPO法人ゆに)
受講申込要件
以下をすべて満たしていること。
- 中学校卒業以上であること。
- 同行援護をはじめとする視覚障害者の支援に現に従事していること。または今後従事する意思があること。
- オンライン(Zoom、オンデマンド)研修・対面研修の全科目(一般課程・応用課程の全科目)を受講可能であること※。
- パソコン・タブレット端末等の基本的な操作を理解しており、動画の視聴やビデオ通話を滞りなく実施できる十分な通信速度でインターネットに接続可能であること。
※本研修は一般課程・応用課程の両方を同時に受講することを前提とした日程・内容となっています。一般課程のみ・応用課程のみの受講についてはお問い合わせください。
受講料(テキスト代、演習交通費、保険料、消費税込)
- 一般:\35,000
- 優待:\30,000(本法人での就労(予定)者または本研修担当講師の推薦がある方で、学生以外の方)
- 学生:\20,000
受講手続き
受講を希望される方は、下の受講申込フォームにて、2021年1月31日(日)までに受講申込を行ってください。その後の手続きのながれについては「受講生募集要綱」でご確認ください。なお、定員(12名)に達したときは、早期に受付を終了する場合があります。
受講申込フォーム
重要:受講申込前に<必ず>「受講生募集要綱」をすべて読んでください。受講申込をされた時点で、「受講生募集要綱」に記載のすべての事項に同意されたものとして取り扱います。
受講生の声(研修後のアンケートより)
「視覚障害当事者に講師をしていただき、教科書以上のこと、情報を教えていただいた。特に「心理」の部分は説得力があった。
また、一人一人の演習や疑問にとても時間を使ってくださった。
こんな贅沢な研修は他では無いと思う。
とても疲れたが、学ぶことが多く、たくさん吸収できた。
視覚障害者支援以外にも共通することが多く、改めて勉強になった。
講師・助手の先生方だけでなく、受講生同士からもたくさん学んだ」(京都府 ヘルパー事業所職員)
「障害に関して深く問い直すことからスタートして頂き、一貫して個々の項目を考えながら受講することが出来ました。スキルを支える考え方を学ぶのは重要と思います」(京都府 社会人)
「正直、始まる前は、障害のある方への接し方など、全くわからなくて、変に気を遣っているのか、それは差別なのかと色々ありましたが、今回の一番大きかった事は先生達も当事者だったことだと思います。
言い方は悪く感じられるかも知れませんが、ある意味特別な事ではなく、“先生”として障害のある方を身近に感じれた事が有益でよかったと思います。
(同行援護従業者養成研修を)他のところで受講するつもりなら、ゆにを勧めます。
演習が多く、最初できなくてもどんどん練習をやれます。
練習は一人じゃできないことも多いと感じました。
(遠方から通ったので)京都で朝から夜まで連日はしんどいこともありましたが、始まるとあっという間に毎日が過ぎていました。
初めからこういう福祉のお仕事をしようとか思っている訳でもなく、とりあえず受けたのですが、受けてみて、他の福祉制度についても興味が湧いてきました」(大阪府 大学生)
「先生方の、視覚障害があるからこその体験談がたくさん聞けたことがよかった。
同行援護の研修は他のところでもやっているが、視覚障害の先生方が最初から最後まで教えてくださるところは他ではなかなかないと思った。
今まで視覚障害の方の支援に携わっていても、自分が利用者役になってみなければわからなかったこと、先生方のお話で気付いたことなどが本当にたくさんあり、今までは自分の支援は基礎的な所が全然できていなかった事に気付いた。
今回の研修で学んだことを今後の仕事に役立てていきたい」(東京都 障害者施設職員)
「多くの学びを、得ることのできた5日間でした。
社会に対する考え、自分の中にある固定観念偏見、理想の人間像など、多くのことがめまぐるしく変化した研修でした。
今回の学びをここで終わらせることなく、さらに磨いて、少しでも多くの人が住みやすい社会になるように日々、考えを巡らせ、行動していきたいと思いました」(京都府 大学生)
お問い合わせ先
NPO法人ゆに 事務局
〒603-8354 京都市北区等持院西町60-10
Email: info@unikyoto.com
TEL: 075-468-1633
FAX: 075-468-1666