遠隔情報保障で使用するツールについて


遠隔情報保障の仕組み模式図こんにちは。
普段の活動のひとつ、遠隔情報保障に使っている便利なツールをご紹介します。
授業の形態や内容に応じてこれらのソフトを使いわけながら情報保障を行っています。

Keyboard Butler ~鍵盤の執事くん~

https://www.vector.co.jp/soft/winnt/util/se497417.html
キーボードカスタマイズソフト
IPtalk以外のシステムでIPtalk風の操作をしたり、入力時の付加機能を実現するために
使用しています。
[F8]でカギカッコで括る機能を追加したり、
事前に用意されたテキストデータを読み上げに合わせて流す
「前ロール機能」を実装したりできます。
(前ロール機能にはテキストエディタで動作する簡単なスクリプトも併用します)
工夫次第で入力が非常に楽になります。
設定ファイルを書き出したり読み込んだりできるので、入力者間で設定を共有しやすいことも便利です。

ゆにタイマー

http://www.unikyoto.com/project/campus/tools/
要約筆記用交代タイマー
3人以上の交代で入力を担当する際に
現在の入力者をハイライトしてくれるツールです。
自前で開発しています。

OEdit

http://www.hi-ho.ne.jp/a_ogawa/oedit/
高機能でフリーのテキストエディタ
前ロールやログの整形に利用しています。
テキストの矩形選択や正規表現の検索・置換、
先頭の空白を削除する機能などとても便利です。
マクロの記録・再生も可能です。

キッズIMEスイッチ

https://doit-japan.org/accommodation/tool/index.html
小学校の学年段階別に漢字変換を制限するソフト
特定の学年で学習済みの漢字以外をIMEで使用できないようにしてくれます。
小学生を対象に情報保障をする場合に重宝します。
1年生から6年生まで6段階で制限を設定できます。
Google日本語入力やATOKとは併用できないため
MS-IMEとの組み合わせで使用する必要があります。
動作環境はWindows8と8.1となっていますが、
Windows10[Ver.1803]でも動作しました。
Windows7では動作しません。
ただ、Windows10では今の所動作が不安定なことがあるようです。

その他、音声をクリアにするためのマイクの工夫や
聞き取りやすいヘッドフォンの選定やブラウザの設定など
書ききれない細々したノウハウがあります。

ゆにではPCテイクスキルアップや養成以外に技術的な相談も受け付けていますので、
何かお困り事があればお気軽にご連絡ください。